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社会・歴史的アプローチ班/第9回日中社会構造研究会
『中国研究方法論の諸次元』

 
日時20167月23() 13:0017:00
会場:愛知大学名古屋キャンパス 厚生棟3 W31-32会議
言語:日本語(発表)、資料一部英語
 
主題中国研究方法論の諸次元
 
報告・討論1 (13:00-14:30) ナショナリズム論の視点からみる中国研究
報告者 田中 周(愛知大学ICCS研究員) 
       『新疆統合にみる中国共産党の国家建設-理論的考察』
報告概要
報告者の関心は現代中国政治、中国の民族問題、ウイグル族研究にあり、特に1940年代から50年代に中国共産党がいかにして新疆を統合したかについて、そのメカニズムを解明することを目指している。新疆における中国共産党の国家建設は、軍事統合、政治統合、経済統合、文化統合の各プロセスを経たが、本報告はこれらの具体的事象を分析するための理論的枠組みを考察する。具体的にはナショナリズムの諸理論を用いて、新疆の事象を説得的に論じる分析枠組みの構築を試みる。
 
   コメンテーター 星野昌裕(南山大学国際教育センター長、総合政策学部教授)
           高明潔(愛知大学現代中国学部教授)
 
報告・討論2(14:45-16:15)   地域システム・地域秩序の視点からみる中国研究
報告者 田中マリア(愛知大学ICCSリサーチアシスタント)
     『地域秩序の再概念化-批判的/科学的実在論の導入』
報告概要
本報告は、まずロイ・バスカーを中心とする批判的実在論(critical realism)、マリオ・ブンゲのシステム理論(systemism)、および複雑系理論(complexity theory)の諸側面を用いて地域秩序を再概念化する。さらに複雑系の社会的システム(complex social system)としての「地域」に基づき、地域秩序という概念を解明する為に次の方法論ツールを用いる。①「システム」という概念は、構成(composition)、環境(environment)、構造(structure)、メカニズム(mechanism)という諸概念から構成される。このブンゲのCESMモデルに基づき、社会的システムの分析を進める。②複雑系理論に基づき、社会的システムの創発的特性(emergent properties)、階層性(hierarchy)、自己組織化(self-organization)、開放性(openness)を分析する。③社会的システムの形態生成(transformation)、形態安定(reproduction)、および潜没(submergence)を分析する。④「構成要素(components)-構造(structure)-文脈(context)」の三次元の枠組みに基づき、社会プロセスの各レベルを分析する。⑤ 様々な言説(discourses)から構成される文化サブシステムの本質的な構造(constitutive structures)と社会的相互行為サブシステムの派生的な構造(derivative structures)の枠組みに基づき、文化を包括した(culture-inclusive)地域秩序を分析する。⑥ 生成的メカニズム(generative mechanisms)と節点(nodal points)の枠組みに基づき、歴史を包括した(history-inclusive)地域秩序を分析する。
  
 コメンテーター 森川裕二(長崎大学多文化社会学部教授)
                             高橋五郎(愛知大学ICCS所長、現代中国学部教授)
 
 
質疑応答(16:30-17:00)
 
 
申し込み:不要(聴講無料)
お問合せ先:
愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)
E-MAIL:iccs-sympo(AT)ml.aichi-u.ac.jp
※上記メールアドレスの(AT)は@に置き換えてください。

 

 


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