組織

ICCSフェロー

馬場 毅

任期:2015年09月01日 〜 2017年03月31日

プロフィール:Profile

愛知大学名誉教授。専門は中国近現代史。日中戦争史、中国秘密結社史、日中関係史、中国水利史。早稲田大学文学研究科で博士号取得。都立高島、篠崎、両国高校教諭を経て、1997年4月より現職。2011年4月より、愛知大学国際問題研究所所長、愛知大学東亜同文書院大学記念センターセンター長、2012年4月から2014年3月まで人間文化研究機構(NIHU)現代中国地域研究・愛知大学拠点副代表。

業績:Academic Achievements

主要著書

  • 2014年 馬場毅・謝政諭編『民主と両岸関係についての東アジアの視点』東方書店、275頁
  • 2013年 馬場毅・許雪姫・謝国興・黄英哲編『近代台湾経済社会の変遷―日本とのかかわりをめぐって』東方書店 537頁
  • 2012年 共編『文化、民主与両岸関係的東亜観点』東呉大学・愛知大学・松慧文化 367頁
  • 2007年 共編著『改革、変革と中国文化、社会、民族』日本評論社、322頁
  • 2001年 単著『近代中国華北民衆と紅槍会』汲古書院、322頁
  • 1995年 共著『秘密結社と国家』勁草書房、305頁
  • 1995年 共訳、周一良(監訳:藤家禮之助)『つまりは書生-周一良伝-』東海大学出版会、240頁
  • 1991年 共訳『日中戦争史資料―八路軍・新四軍―』龍溪書舎、505頁
  • 1989年 共著『中国八路軍、新四軍史』河出書房新社 572頁

論文

  • 2015年12月 大アジア主義から「脱亜入米」 同文書院記念報ーVol.24別冊① 27-45
  • 2014年12月 近代天津小站营田的水利鈔曉鴻主編『海外中国水利史研究:日本学者論集』人民出版社
  • 2014年3月「辛亥革命と東亜同文会」、『同文書院記念報』、愛知大学東亜同文書院大学記念センターVol.22 95-104
  • 2013年「東亜同文会のアジア主義について」、『同文書院記念報』愛知大学東亜同文書院大学記念センターVol.22別冊②14-25
  • 2013年「東京同文書院について」『近代台湾経済社会の変遷―日本とのかかわりをめぐって』、東方書店 3-29
  • 2013年「孫文の大アジア主義と日本(孫文的大亜洲主義与日本)」『孫学研究』、国父記念館 第15期 121-148
  • 2012年 単著「近代天津小站営田の水利について」(『中国21』Vol.37)、143~160頁
  • 2011年 単著「寧夏回族自治区における節水型農業、農村建設」(『西部大開発をめぐる日中共同の実証的研究 平成20年度~22年度 科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書』)、16~33頁
  • 2010年 単著「中国の対外教育―孔子学院を中心に―」(電子ジャーナル『ICCS現代中国学ジャーナル』第2巻第1号)、212~220頁
  • 2010年 単著「近代中国華北農村的水利組織和村落、宗教圏問題」(欧陽恩良主編『近代中国流動与社会控制』社会科学文献出版社) 273~293頁
  • 2009年 単著「中共在華北的軍事活動(1939~1945)-以山東抗日根拠地為例(劉風華訳)」(楊天石・臧運祜共編『中日戦争国際共同研究之二・戦略与歴次戦役』社会科学文献出版社)、417~449頁
  • 2008年 単著「山東抗日根拠地における民兵」(『日中戦争再論 軍事史学』 第43巻第3・4合併号、軍事史学会)、259~274頁
  • 2007年 単著「第5次囲剿戦と国民党の行政・治安組織の改革」(『現代中国における思想、社会と文化 中国文化とアジア世界の文化共生研究会COE最終報告書』愛知大学国際中国学研究センター)、191~200頁
  • 2006年 単著「華北における中共の軍事活動、1939-1945―山東抗日根拠地を例として 」(波多野澄雄・戸部良一編『日中戦争の国際共同研究2 日中戦争の軍事的展開』慶應義塾大学出版会)、219~248頁
  • 2006年 単著「1930年山東省博山県の黄沙会の擾乱について」(『愛知大学国際問題研究所紀要』第127号、愛知大学国際問題研究所)、13~25頁
  • 2005年 単著「弾丸をも恐れず 紅槍会」(『結社の世界史2 結社が描く中国近現代』山川出版社)、116~130頁
  • 2005年 単著「孫文と山田兄弟」(『国際問題研究所紀要』第126号、愛知大学国際問題研究所)、97~112頁
  • 2004年 単著「孫中山与山田兄弟」(『第七届孫中山与現代中国学術研討会論文集』国父紀念館)、250~256頁
  • 1998年 単著「山東抗日根拠地与紅槍会」(『中国秘密社会概観』、江蘇人民出版社)、135~146頁
  • 1995年 単著「山東省の傀儡軍について」(『社会科学討究』115号、早稲田大学社会科学研究所)、59~88頁
  • 1994年 単著「山東抗日根拠地と紅槍会」(『中国研究月報』第553号、中国研究所)、29~40頁
  • 1993年 単著「抗日根拠地的形成与農民-以山東抗日根拠地為中心議題-」(『中外学者論抗日根拠地-南開大学第2届中国抗日根拠地史国際学術討論会論文集-』档案出版社)、93~103頁
  • 1986年 単著「関于山東抗日根拠地的財政問題」(『中国抗日根拠地史国際学術討論会論文集』档案出版社)、474~487頁
  • 1984年 単著「山東抗日根拠地における財政問題」(『史観』第110冊、早稲田大学史学会)、43~60頁
  • 1984年 単著「陽穀県坡里荘暴動について―続中共と山東紅槍会―」(『中国近現代史の諸問題―田中正美先生退官記念論集―』国書刊行会)、309~333頁
  • 1983年 単著「山東省の紅槍会運動」(『続中国民衆反乱の世界』、汲古書院)、251~358頁
  • 1981年 単著「農民闘争における日常と変革」(『史潮』新10号、歴史学会)、27~53頁
  • 1981年 単著「中共と山東紅槍会」(『中嶋敏先生古稀記念論集』下、汲古書院)、751~778頁
  • 1978年 単著「抗日根拠地の形成と農民-山東区を中心に-」(『講座中国近現代史』6、東京大学出版会)、91~126頁
  • 1976年 単著「紅槍会―その思想と組織―」(『社会経済史学』第42巻第1号、社会経済史学会)、59~82頁
  • 1974年 単著「紅槍会運動序説」(『中国民衆反乱の世界』汲古書院)、77~146頁

書評

  • 2011年 「並木賴寿著『捻軍と華北社会―近代中国における民衆反乱―』」『中国研究月報』第65巻第11号 63~65頁
  • 2010年 「小林一美著『中華世界の国家と民衆』上下巻」『中国研究月報』第64巻第6号、31~34頁
  • 2007年 「高橋孝助著『飢饉と救済の社会史』」『中国研究月報』第61巻第9号、48~51頁
  • 2004年 「内田知行著『抗日戦争と民衆運動』」『現代中国研究』第14・15号 中国現代史研究会、100~104頁
  • 2001年 「都市史研究における注目すべき成果『上海』」『東方』249号、27~31頁
  • 1999年 今井駿著「『中国革命と対日抗戦―抗日民族統一戦線史序説―』」『歴史学研究』721号(1999年3月号) 歴史学研究会、52~55頁

学会等報告

  • 2015年12月 「大アジア主義から『脱亜入米』」 愛知大学東亜同文書院大学記念センター主催国際シンポジウム「近代日中関係史の中のアジア主義ー東亜同文書院と東亜同文会」愛知大学豊橋校舎
  • 2015年9月 有関東京同文書院 中国社会科学院近代史研究所・河北大学共催「“華北城郷与近代区域社会”曁第六届中国近代社会史国際学術研究討会」 華日假日酒店
  • 2014年9月 「日中の戦争に至る道―満州事変を手掛かりにして―」東海日中関係学会 愛知大学車道キャンパス
  • 2014年3月 「八路軍の兵員拡大について―山東抗日根拠地を中心に―」 愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)主催国際シンポジウム「多角的観点から見た日中戦争」愛知大学名古屋校舎
  • 2013年12月 「東亜同文会のアジア主義の変遷」 愛知大学東亜同文書院大学記念センター主催国際シンポジウム「近代日中関係史の中の東亜同文書院」愛知大学名古屋校舎
  • 2013年8月 東亜同文会与辛亥革命 中国社会科学院近代史研究所・湖北大学主催・首都師範大学共催「社会文化与近代中国社会転型―第五届中国近代社会史国際学術研討会」中国襄陽、南湖賓館
  • 2013年7月 「孫文の大アジア主義」 愛知大学東亜同文書院大学記念センター・東呉大学・国父紀念館共催国際シンポジウム「孫文と東アジアの平和」愛知大学名古屋校舎
  • 2013年年5月 「清末民国期の小站開発と水利 華北デルタ開拓シンポジウム―軍糧城と小站」 東京大学
  • 2012年11月 「寧夏回族自治区における節水型農業、農村建設」中国水利史研究会大会、兵庫県民会館
  • 2012年8月 「有関東京同文書院」第6届現代中国社会変動与東亜新格局国際学術討論会、大阪大学・南開大学・東華大学共催、台湾 東華大学
  • 2012年8月 「東京同文書院について」愛知大学東亜同文書院大学記念センター、台湾・中央研究院台湾史研究所共催国際シンポジュウム「近代台湾の社会経済変遷―日本とのかかわりをめぐって―」、愛知大学名古屋校舎
  • 2011年11月 「辛亥革命と東亜同文会」国際シンポジウム「辛亥革命・孫文・東亜同文会」愛知大学東亜同文書院大学記念センター主催 愛知大学豊橋校舎
  • 2011年6月 「寧夏回族自治区における節水型農業、農村建設」日本現代中国学会2011年度関西部会報告、摂南大学大阪センター
  • 2010年8月 「近代天津小站営田水利」首届中国水利社会史国際学術検討会、山西大学主催 臨汾
  • 2009年12月 「中国の対外教育―孔子学院を中心に―」愛知大学国際中国学研究センター・北海道大学東アジアメディアセンター共催国際シンポジウム「現代中国の国際的影響拡大に関する総合的研究」、愛知大学名古屋校舎
  • 2009年8月 「近代中国華北農村的水利組織和村落、宗教圏問題」中国社会科学院近代史研究所・貴州師範大学主催、第3回中国近代社会史国際学術研討会「近代中国的社会活動、社会控制与文化伝播」、貴州師範大学
  • 2006年12月 「東亜同文書院有関人員対中国革命的支援―以孫中山和山田兄弟的関係為中心」霞山会主催 史実共同研究会、上海交通大学
  • 2006年11月 「第5次囲剿戦と国民党の行政・治安組織の改革」愛知大学21世紀COEプログラム国際中国学研究センター国際シンポジウム「現代中国学の課題と展望」、愛知大学車道校舎
  • 2005年12月 「近代国家と宗教弾圧」2005年度愛知大学国際中国学研究センター国際シンポジウム「中国学」の構築をめざして、天津 南開大学
  • 2005年8月 「山東抗日根拠地的民兵述論」、「近五百年来中国社会結構変遷」国際学術討論会 天津 南開大学
  • 2004年12月 「1930年山東省博山黄沙会騒乱」「中国近代社会与秘密結社史」国際学術討論会 上海 中国会党史研究会
  • 2004年3月 「孫中山与山田兄弟」第7届孫中山与現代中国学術検討会、台湾 国父紀念館
  • 2004年1月 「Chinese Communist Campaigns in North China in 1939-1945 : The Example of Shandong Anti-Japanese Base Area」Conference on the Military History of the Sino-Japanese War ハーバード大学主催、ハワイ マウイシェラトンホテル
  • 2003年10月 「華北における中央の軍事活動、1939-45-山東抗日根拠地を例として―」第53回日本現代中国学会全国大会、大阪市立大学
  • 2000年10月 「義和団的諸神与農民的日常生活」義和団運動100周年国際学術討論会、 山東大学

その他:Others

研究プロジェクト

  • 『東亜同文書院を軸とした近代日中関係の新たな構築』 平成24年度~28年度 私立大学戦略的基盤形成事業、代表馬場毅
  • 『グローバル大国・中国の出現と東アジア:学校間交流による学際的研究』 平成23年度~平成25年度 科学研究費補助金・基盤研究(B)(研究代表大阪大学田中仁)連携研究者
  • 『西部大開発をめぐる日中共同の実証的研究』 平成20年度~22年度 科学研究費補助金基盤研究(A)(研究代表愛知大学古澤賢治)、共同研究者

■所属学会

  • 日本現代中国学会、アジア政経学会、歴史学会、軍事史学会、中国社会文化学会、中国現代史研究会、中国水利史研究会

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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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