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公開講演会「激動する中国社会へのまなざし-東南地域研究の政治人類学的展開-」を開催しました

開催日時

2010年5月29日(土)、本学名古屋校舎にて、講師に浙江大学政治学部准教授・国立民族学博物館外国人研究員阮雲星先生をお迎えし、「激動する中国社会へのまなざし-東南地域研究の政治人類学的展開-」と題してご講演いただきました。



1.自ら、長年にわたって、中国東南地域でのフィールドワーク研究に取り込んてきた阮氏が、3つのケースを紹介しながら、政治人類学的アプローチ及びその可能性を語りました。福建省福州市郊外の義序宗族研究、浙江省東部の劉村「老人会」研究、上海浦東新区のNGO組織研究など、異なるテーマを政治人類学の理念と方法を使ってまとめた成果について説明していただきました。


阮雲星氏

阮雲星氏

2.『迎将軍』という人類学映画を鑑賞しながら、地元の地域社会の構造、変容及び権力関係の再構築などをわかりやすく解説していただきました。講師と参加学生との質疑応答があり、深い議論が交わされました。

3.阮氏より、講演の中で鑑賞した人類学映画『迎将軍』を本研究センターに寄贈していただきました。(文責:周星)


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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