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第5回「日中戦争史研究会」を開催しました

開催日時

2011年5月14日(土)、本学名古屋校舎において、第5回「日中戦争史研究会」(主査馬場毅教授)を開催しました。


 第5回目の開催となった今回は、張鴻鵬さん(名城大学法学研究科院生)「満洲国の誕生と崩壊―『遠藤日誌』を中心に」、井上久士教授(駿河台大学法学部)「延安革命再考」の二つの報告がなされ、有意義な議論が交わされました。

  • 張報告:
     陸軍参謀本部作戦参謀、関東軍作戦主任参謀などを歴任した遠藤三郎の『遠藤日誌』をもとに、満州国の歴史を再検討し、満州国崩壊の歴史的必然性が主張されました。

  • 井上報告:
     マーク・セルデンの『延安革命』について、国共合作のもとでの辺区の位置づけ、そして延安方式の有効性という二つの視点からの再考が展開されました。

 なお、今回の研究会のレジュメおよび議論の議事録はこちらのページで公開されております。(文責:小嶋祐輔)



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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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