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2011年度「第1回ICCS政治・外交研究会」を開催しました

開催日時

2011年10月7日(金)16時30分~17時50分、本学東京事務所および名古屋校舎(TV中継)において、今年度第1回目の「ICCS政治・外交研究会」を開催しました。


 今回は、ヒジノ・ケン・ビクター・レオナード先生(慶應義塾大学)をお招きして、「政治分析における地方と中央:国政党にとっての地方組織、地方政治家にとっての政党組織」というテーマでご発表いただきました。

 「国政レベルの政党は地方組織をなぜ必要とするのか?」「なぜ地方レベルの政治家は国政党に入党するのか?」という問いを出発点に、①選挙、②政策、③政治キャリアの側面から互いにとってのコスト・メリットのトレード・オフについて分析が展開され、そのうえで、「近年の日本の政党の中央・地方関係を維持することは互恵ではなく互損の関係ではないか」という批判が提起されました。

 発表の内容に対しては、ICCSの小嶋祐輔研究員から、中国共産党の中央-地方組織との比較という視点から、現状では必ずしも両者の関係が民主制の向上に繋がっていないという点で、日本との共通点が指摘されました。また、その後の質疑応答においても活発な意見交換がなされました。

(文責:小嶋祐輔)
 


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政治外交研究会概要(2011/10/7)


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文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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