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ICCS第2回日中社会構造研究会開催のお知らせ(6/14)

開催日時

社会・歴史的アプローチ班

第2回日中社会構造研究会
 

 日時:2014年6月14日(土) 13:00~15:00

 会場:愛知大学名古屋校舎 厚生棟3階 W31会議室
    (名古屋駅から徒歩約10分、あおなみ線「ささしまライブ」駅下車徒歩2分)

 

 報告伊藤亜人氏(東京大学名誉教授) 莉莉氏(東京女子大学現代教養学部教授)高明潔 氏(愛知大学現代中国学部教授)

 

            

韓国社会の特色から中国社会を考える
 
                              伊藤亜人 東京大学名誉教授
 

日本と比較して韓国社会の特色としては、1)人々が地域との結びつきや帰属意識が低い点で、居住が流動的で引っ越しを躊躇しないこと、経済も地域と密着しないこと、日本のような地場産業が発達しないこともこれに関連する。2)具体的な物に対して関心が低く、物の名を知ろうとせず、細部や仕組みや性質にも関心が低い点。人間の内面や精神性に関心が向けられ、物などの具体的な知識や経験よりも、観念的・抽象的な議論を望む点など、日本人の即物的思考や知識・経験重視と対照的に見える点である。こうした点について、中国はどうなのか、知的エリート層はどうなのか、を比較して議論してみたい。
 

中国の社会・文化・国民性に関する知識人の認識
費孝通の中国社会論から遡る-
 
               聂莉莉 東京女子大学現代教養学部教授
 
 伝統的な基層社会の具体的な社会生活の様々な現象から、その中に機能している特定の体系とその特徴を認識する、費孝通の『郷土中国』の視点を整理しながら、その社会認識の源流を遡り、民国期中国知識人の中国の社会・文化・国民性に関する認識を鳥瞰する。

 

コメンテーター 末成道男(東京大学元教授)


申し込み:不要(聴講無料)
お問い合わせ先:こちら


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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