イベント

10 07

Tue

開催状況不明

名古屋アメリカンセンター/愛知大学国際中国学研究センター政治外交班共催ワークショップ開催(10/7)

開催日時

 愛知大学国際中国学研究センターでは、以下の通り、名古屋アメリカンセンターとの共催により、公開ワークショップを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。 ---

Regional Security and the Significance of U.S.-Japan-India
Trilateral Cooperation
―地域安全保障と米日印三角共同の意義―


日時:2014年10月7日(火)16時30分~18時00分
場所:愛知大学車道キャンパス13階 第3会議室
共催:名古屋アメリカンセンター、愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)政治外交的アプローチ班
言語:英日同時通訳有
定員:同時通訳つき、50名まで
備考:参加無料
申込:下記参照

【パネリスト】
リチャード・ロソウ パシフィック・フォーラムCSIS シニア・フェロー
伊藤 融 防衛大学国際関係学科准教授
アヌパム・スリバスタバ ジョージア大学 国際貿易・安全保障センター(CITS)所長
(司会)ブラッド・グロッサーマン パシフィック・フォーラムCSIS エグゼクティブ・ディレクター
(総合司会)鈴木 規夫 愛知大学国際コミュニケーション学部教授・ICCS政治外交班責任者

【プログラム概要】

 「世界最大の民主主義国家」と言われるインド。中国の台頭が国際社会の秩序と構造に与える影響が注目される中、日米印の三国はインド太平洋地域における安全保障及び防衛面での主要なプレーヤーとして、多くの利益だけでなく、安全と繁栄を保障する責任を共有しています。インドは80年代以降、経済自由化政策が実施され、90年代には経済体制の抜本的な改革と対外開放が始まり、こうした経済改革貿易・投資自由化と各種の構造改革を柱とする経済改革は、数度の政権交代を経る中でも維持されています。安倍首相も今年一月のインド訪問時の首脳会談を通じて両国の戦略的グローバル・パートナーシップ関係の強化を発表しました。その一方で、約11億の民を抱える政治の実態は不明な点も多く、その動向を注視していく必要性があります。本講演では日米印の三国がインド太平洋地域の安全保障面での連携をいかに強化していけるのか、またその課題とは何か、日米印の専門家がそれぞれの国の視点から討論します。
 さらに、愛知大学における開催にともなって、中国の安全保障の観点からも議論を掘り下げていければと期待しています。

【略歴】

パシフィック・フォーラムCSIS シニア・フェロー リチャード・ロソウ
  CSISのシニア・フェローとして米国・インド間の政策研究に従事。16年以上米国とインドのパートナーシップ向上に努めてきた経験を持ち、特に二国間の経済面での発展に繋がる政策提言を行っている。2014年にCSISに入社する前は、コンサルティングファームMcLarty Associatesの南アジア担当ディレクターとして、クライアントに対してインドとその周辺地域でのビジネス展開の助言をした。2008年から2012年にはNew York Life Insurance Companyの国際政府間関係(International Governmental Affairs)のリーダーとして当社の政策提言とグローバル合併と買収に主要な役割を果たす。1998年から2008年にはU.S.-India Business Council (USIBC)にて米国・インド間の経済的関係向上の政策提言をしてきた。グランド・バレー州立大学卒業。

防衛大学国際関係学科准教授  伊藤 融 (いとう とおる)
1969年生まれ。広島県出身。2009年より防衛大学校人文社会科学群国際関係学科及び総合安全保障研究科准教授を務める。1999年、中央大学法学研究科博士課程後期政治学専攻を修了したのち、2002~04年、在インド日本国大使館専門調査員2005~09年島根大学准教授等を経て現職。専門は南アジア国際関係、とくにカシミール問題を含む印パ関係や現代インド外交、日印関係等。これまでに20以上の研究論文に加え、多くの報告書、政策提言書を執筆。日本語による最新の研究論文としては、「冷戦後インドの対大国外交¯『戦略的パートナーシップ』関係の比較考察(岩下明裕編『ユーラシア国際秩序の再編』ミネルヴァ書房、2013年所収)がある。

ジョージア大学 国際貿易・安全保障センター(CITS)所長 アヌパム・スリバスタバ
米国・インド間の貿易や安全保障の分野での政策提言、並びにビジネスのコンサルティングを行うなど22年のキャリアの中で幅広い分野で実績がある。現在在籍する国際貿易・安全保障センター(CITS) は世界90カ国の政府と企業を連携を図っており、日本、インドだけでなく、国際間交渉並びにビジネスの経験が豊富。インド政府への政策提言を行い、またインド政府の防衛面での研究とトレーニングのプログラム作成に携わるなど、インド政府との関わりも深い。日印間の安全保障やグローバルパートナーシップを考えるイベントに出席するため、度々来日している。専門分野は核問題、航空宇宙科学、電子工学と幅広く、これまで多くの報告書、政策提言書を執筆している。

パシフィック・フォーラムCSIS エグゼクティブ・ディレクター ブラッド・グロッサーマン
ジャパンタイムズ紙の論説委員を10年間務めたのち、パシフィック・フォーラムCSISエグゼクティブ・ディレクターとして国際会議の企画や出版のほか、ヤング・リーダー・プログラムの責任者も務める。米国の外交政策とアジアの安全保障について多数の論文を執筆し、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン、ウォール・ストリート・ジャーナル・アジア、ジャパンタイムズなどの各紙にも寄稿多数。BBCやアジア各国のラジオで定期的にコメンテーターを務めている。リード大学を卒業後、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題大学院で修士号、ジョージ・ワシントン大学で法務博士号を取得。

愛知大学国際コミュニケーション学部教授・ICCS政治外交班責任者 鈴木 規夫
成蹊大学大学院法学政治学研究科博士課程後期修了。博士(政治学)。日本学術振興会特別研究員、長野県短期大学助教授、ロンドン大学バークベック・コレッジ客員研究員、エクサンプロバンス政治学院宗教研究所客員教授・研究員、地中海研究センター客員研究員を経て現職。主な研究分野は、政治哲学、国際政治学、イスラーム研究。主な著書に『日本人にとってイスラームとは何か』(ちくま新書,1998)、『地球的平和の公共哲学-「反テロ」世界戦争に抗して-』(共著,東京大学出版会,2003)、『光の政治哲学-スワラルディーとモダン』(国際書院,2008)、『現代イスラーム現象-その恐怖と希望』(国際書院,2009)、『イメージング・チャイナ―印象中国の政治学』(国際書院,2014)などがある。


■お問合せ先・申込先:
  愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)
TEL:052-564-6120 FAX:052-564-6220
E-MAIL:iccs-sympo(AT)ml.aichi-u.ac.jp
※上記メールアドレスの(AT)は@に置き換えてください ※会場と同時通訳の都合上、事前に上記の申込先までお申し込みいただければ幸いです。申込方法は、氏名(フリガナ)、所属、電話、emailアドレスをご記入の上、EメールまたはFAXでお申込みください(書式任意)。 同時通訳イヤホンの使用は、事前申込みの方を優先し、50名までとさせていただきます。

 


ファイルを開く

ワークショップチラシ


開催予定のイベント

イベントの一覧へ

ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

詳しく見る