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ICCS第8回日中社会構造研究会開催のお知らせ(6/25)

開催日時

社会・歴史的アプローチ班/第8回日中社会構造研究会

  • 日時:2016年6月25日(土) 13:00~17:00
  • 会場:愛知大学名古屋キャンパス 講義棟2階 L204教室

司会 高 明潔(愛知大学現代中国学部教授・ICCS運営委員)

報告・討論1 (13:00-14:30)  
報告者 原田忠直(日本福祉大学経済学部准教授) 
       『ハンナ・アーレントから読み解く中国』

報告要旨
本報告は、アーレントの近代化論から現代中国を捉えなおす実験的な試みである。彼女が指摘するような近代化(“行為、制作、労働」から「労働、制作、行為”への転換、公的領域の消滅など)は、中国にも当てはまるものだろうか。アーレントから中国を読み解き、その独自性、特殊性を明らかにすることは可能なのかどうか、ひとつの問題提起を行いたい。

   コメンテーター 田村和彦(福岡大学人文学部教授)

報告・討論2(14:45-16:15)
報告者 安達満靖(愛知大学国際問題研究所客員研究員)
    『貧困との闘い―中国政府国定592県の全容と精査、変遷』

報告要旨
中国政府は、1994年、「八七扶貧攻堅計画」と称する貧困対策を実施した際、中国全土の中で、貧しい地域とされる県を592県選定して、貧困対策に取り組んだ。その後、2000年以降、経済成長に伴い、貧富の格差は縮小・緩和されるかに見えたが、依然として、地域の選定や政府の取り組みに変遷はあるものの、中国政府は、貧困問題に取り組み続けている。今回は、以上の経緯を、①歴史と変遷、②仮説及び統計数値分析、③事例紹介と取り組みの三点に纏め、今後の展望を具体的な構図と共に紹介提示する。

   コメンテーター 清水享(日本大学スポーツ科学部教授)

質疑応答(16:15-17:00)

申し込み:不要(聴講無料)

お問合せ先:
愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)
E-MAIL:iccs-sympo(AT)ml.aichi-u.ac.jp
※上記メールアドレスの(AT)は@に置き換えてください。


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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