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金観濤ICCS訪問教授が着任しました

12月10日、本研究センター訪問教授として招聘した金観濤教授(台湾政治大学中文系講座教授)が来日しました。


 金観濤教授の本研究センター訪問教授としての招聘は、2005年にCOE訪問教授として招聘して以来、今回で2度目となります。

 金観濤教授の主な専門分野は、歴史社会学、中国思想史、科学哲学。主な著作に『興盛與危機―論中国社会的超穏定結構』(共著,香港中文大学出版社,1992)、『開放中的変遷―再論中国社会超穏定結構』(共著,香港中文大学出版社,1993年)、『中国現代思想的起源―超穏定結構和中国政治文化的演変(第1巻)』(共著,香港中文大学出版社,2000)、『系統的哲学』(新星出版社,2005)、『観念史研究:中国現代重要政治述語的形成』(共著,中文大学当代中国文化研究中心,2008)などがあります。

 金観濤教授の任期は2011年12月20日まで。本学在任中、本研究センターの研究活動に参加するほか、大学院中国研究科博士後期課程にて「中国政法特殊研究Ⅲ」(中国政治・社会思想史)を担当します。


金観濤ICCS訪問教授

金観濤ICCS訪問教授


韓国 檀国大学校・張忠植名誉総長等が本研究センターを訪問されました

 2011年11月25日(金)、韓国 檀国大学校・張忠植名誉総長、任永宰国際交流担当理事、金泳鎬碩座教授、宋貴英教授の4名が本研究センターを訪問されました。

 檀国大学校は、1947年に韓国で初めての4年生私立大学として「救国・自主・自立」の教育理念と「真理・奉仕」を教旨に、人材の育成と学問の発展という大学教育の使命を果たすことを目標として設立されました。  その後、1967年総合大学校昇格、1978年天安キャンパス開校、1984年歯科大学付属病院開院、1994年医科大学付属病院開院と発展し、2007年、開校60周年と時期を同じく竹田キャンパス移転を行いました。  また、設立以来、30年余の編纂作業により、2008年10月「漢韓大辞典(全16巻)」完成し、世界最大規模の漢字辞典という評価を得ています。

 今回の訪問を受け、日中韓3ヶ国による東アジア問題に関する共同研究の実施など、今後の交流の進め方について検討を行う予定です。


高橋所長からセンターの概要説明を受ける張忠植名誉総長(写真左)等


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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