お知らせ

楊聖敏ICCS訪問教授が着任しました

11月24日、本研究センター訪問教授として招聘した楊聖敏教授(中国中央民族大学民族学与社会学学院長)が来日しました。


 楊聖敏教授の主な研究テーマは、中国西北・中央アジア民族で、とりわけ新疆における民族の歴史と文化等の領域で数多くの成果を残されています。主な著作に、『新疆現代政治社会史略』(中国社会科学出版社,1992)、『The Population Of Chinese Muslim Minorities, Population Studies of the Muslim World』 (Cairo,1993)などがあります。

 楊聖敏教授の任期は2010年12月23日まで。本学在任中、本研究センターの研究活動に参加するほか、大学院中国研究科博士後期課程にて「中国文化特殊研究Ⅷ」(新疆民族の歴史と文化)を担当します。


楊聖敏教授

楊聖敏教授


外務省日中研究交流支援事業がスタートしました

本年6月に採択された平成22年度外務省日中研究交流支援事業「中国の国際的人材における日本理解者の確保・養成に関する日中共同研究」が本格的に始動しました。


 去る9月18日から24日まで、中国側研究者6名を招聘し、キックオフミーティングおよび訪日調査をおこないました。

 キックオフミーティングでは、研究課題「中国の国際的人材における日本理解者の確保・養成に関する日中共同研究」に関する問題意識の共有や調査方法についての意見交換をおこないました。また、引き続き実施した訪日調査では、名古屋と東京において、愛知大学、名古屋大学、一橋大学に在籍する中国人留学生から日本留学の目的や自身の将来計画についてヒアリングをおこなったほか、トヨタ自動車、デンソー、パナソニック、ダイキン工業の各本社を訪問し、日本企業の人材育成や外国人の採用状況などについてヒアリングをおこないました。

 今後、10月末から11月初旬にかけて日本側研究者が訪中し、北京市内で同様の調査をおこない、12月4日(土)には本学車道校舎において研究成果を公開する国際シンポジウムを開催する予定です。


キックオフミーティング

キックオフミーティング

トヨタ自動車訪問

トヨタ自動車訪問


ダイキン工業訪問

ダイキン工業訪問

中国人留学生へのヒアリング

中国人留学生へのヒアリング


2010年度 ICCS研究員の着任について

2010年9月1日、佐藤敦信ICCS研究員が着任しました


<佐藤敦信ICCS研究員>

<佐藤敦信ICCS研究員>


ICCS研究員に着任いたしました佐藤敦信です。研究テーマは、日中間農産物貿易における輸出主体の制度的対応です。特に植物検疫制度や食品の安全に関する制度、社会的慣習などに注目し、それらへの対応に伴う課題について研究していきたいと考えております。「国際中国学」のさらなる発展に貢献できれば幸いです。


最新のお知らせ

お知らせの一覧へ

月別記事

ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

詳しく見る