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9 27

Sat

開催状況不明

「中国文化とアジア世界の文化共生」研究会「無形文化財と中国の文化政策」を開催しました

開催日時

9月27日(土)、本学名古屋校舎において、講師に康保成教授(中国中山大学中文系・中国非物質文化遺産研究センター主任)を迎えて、「無形文化財と中国の文化政策」をテーマに公開講演会を開催しました。



康保成教授

康保成教授

講演ではまず、中国無形文化財保護の「マーク」が象徴されている意味、関連概念などから説明され、引き続き無形文化財保護についてのユネスコのプロセス、中国政府のプロセスがそれぞれ紹介されました。次に、現在の中国における無形文化財の保護運動、その動き及び特徴などを分析し、中国政府の基本認識・文化政策・保護方針が分かりやすく述べられました。最後に、無形文化財保護の現状や保護リストの問題点などを指摘し、今後の展望が述べられ、講演を終了しました。講演終了後には、出席した現代中国学部松岡教授(本研究センター所員)と高明潔教授(本研究センター運営委員)からも質問が出され、詳細な回答をいただきました。(文責 周星)


講演風景

講演風景

中国無形文化財保護マーク

中国無形文化財保護マーク


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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