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開催状況不明

第4回「中国農業土地問題研究会」を開催しました

開催日時

7月21日(火)、本学名古屋校舎において、第4回目となる「中国農業土地問題研究会」(主査 高橋五郎教授)を開催しました。当日は、大島一二氏(青島農業大学教授)、本研究センター研究員による報告が行われ、中国の農業とこれにかかわる日本のあり方について、活発な議論が交わされました。


第4回農業土地問題研究会は、7月21日に本学名古屋校舎にて行われた。

内容は、本研究センター研究員の成田拓未氏による「対中りんご輸出の現状」、および青島農業大学(中国)合作社学院教授大島一二氏の講演「中国農業・食品産業の発展と食品安全問題」で、中国の農業とこれにかかわる日本のあり方について、活発な議論が交わされた。


成田拓未ICCS研究員

成田拓未ICCS研究員

成田報告では、日本産りんごの対中輸出の現状について、統計資料、中国現地でのアンケート調査及び輸出企業への聞き取り調査の結果が示された。


大島一二教授

大島一二教授

大島報告では、中国農業・食品産業の発展は目覚しく、2007年には日本に輸入される生鮮野菜の62.0%は中国からの輸入であるなど、日本と中国の「食」を取り巻く環境は緊密化しているが、食品安全問題が過剰反応もあって多発し、相互不信を招いている点が指摘され、これらの問題点の明確化とその対策が示された。


会場風景

会場風景


なお、今回の研究会で報告された概要、および当日のレジュメは以下のページで公開されている。また、調査および研究会の成果については、当研究会の報告書にて公表する予定である。(文責 宇都宮)


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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