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開催状況不明

公開講演会「『運動政治』と分かれよう」「中国行政改革の発展見通しについて」を開催しました

開催日時

2010年6月15日(火)、本学名古屋校舎にて、中国政法大学政治公共管理学院叢日雲教授と潘小娟教授をお迎えし、叢日雲教授には「『運動政治』と分かれよう」、潘小娟教授には「中国行政改革の発展見通しについて」と題してご講演いただきました。



1.叢日雲教授には、中華人民共和国建国60年を振り返り、前半の30年を運動政治の時代、後半の30年を法治政治の時代と定義し、特に毛沢東時代における運動政治の実態について自身の体験も踏まえてご説明いただきました。運動政治の特徴であるカリスマや宣伝等についてご解説いただき、法治時代の現代においても運動政治の伝統から完全に脱却しきれていない状況をご説明いただきました。


左:叢日雲教授、右:潘小娟教授

左:叢日雲教授、右:潘小娟教授

2.潘小娟教授には、中国の行政管理体制の変化についてご説明いただきました。中国政府が経済発展における需要を満たし、社会における公共サービスの提供のために行政管理改革を行なったことで、行政管理機能が次第に整い、行政制度が完備され、資源の管理が整合し、行政機関の統合が図られた点についてご説明いただきました。また、これまで効率性のみを重視してきた行政が、公平性にも注意するようになった点もご説明いただきました。(文責:平野孝治)


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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