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開催状況不明

第3回「日中戦争史研究会」を開催しました

開催日時

2010年10月9日(土)、本学車道校舎において、第3回「日中戦争史研究会」(主査馬場毅教授)を開催しました。


 今回は、前回に引き続き、第3回目の開催となり、他大学から招聘した先生方を含め、馬場毅教授の司会のもと、暁敏氏(愛知大学非常勤講師)「ノモンハン事件の前段階におけるフルンボイルの政治情勢について」、菊池一隆氏(愛知学院大学教授)「戦時期北米華僑の抗日運動」の二つの報告がなされ、有意義な議論が交わされた。

  • 暁敏氏:
     暁報告では、中国の中央電視台の作成したノモンハン事件のビデオの上映の後で、ノモンハン事件の前段階におけるフルンボイルの政治情勢について、なぜソ蒙に協力したのか、謀報活動を可能にした要因、更にはフルンボイル地域の内部情勢の実態解明という三つの問題について説明がなされ、近代フルンボイルの歴史的背景と教育史を中心に報告が述べられた。

  • 菊池一隆氏:
     菊池報告では、アジア・太平洋戦争期における地球規模の華僑の動態と構造を解明するための一環として、アメリカ華僑の実態についてニューヨークおよびサンフランシスコ等の華僑分布地域を事例に分析が行われ、抗日献金活動の仕組みや問題点、中国国民党に対するアメリカ華僑の姿勢、更にはアメリカ社会における華僑の地位等の社会的な背景について報告が述べられた。

 なお、今回の研究会のレジュメおよび議論の議事録はこちらのページで公開されている。(文責:平野孝治)


研究会の様子

研究会の様子


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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