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開催状況不明
平成22年度外務省日中研究交流支援事業 国際シンポジウム「帰国大学院留学生に対する支援を通して中国における日本理解をどう進めるか?」を開催しました
- 開催日時
国際中国学研究センター(ICCS)は、2010年12月4日、本学車道校舎において平成22年度外務省日中研究交流支援事業「中国の国際的人材における日本理解者の確保・養成に関する日中共同研究」として、国際シンポジウム「帰国大学院留学生に対する支援を通して中国における日本理解をどう進めるか?」を開催しました。
【パネルディスカッション】
セッション1「帰国大学院留学生に対する支援はどうなっているのか?」
セッション2「帰国大学院留学生に対する支援をどうするのか?」
○パネル1
パネル1では、鈴木規夫氏(愛知大学)、田近栄治氏(一橋大学)、太田浩氏(一橋大学)、時殷弘氏(中国人民大学)、周立群氏(南開大学)によって支援方策が議論されました。その内容としては、①日本の外務省と中国外交部の共同出資による学校の創設や、②日本での教育の国際化による留学生の価値のさらなる向上、③帰国留学生による翻訳・出版にかかる資金援助などが提案され、それぞれの内容について議論されました。
○パネル2
パネル2では、周星氏(愛知大学)、前原康宏氏(一橋大学)林美茂氏(中国人民大学)、朱光磊氏(南開大学)、呉暁波氏(浙江大学)によって支援方策が議論されました。その内容としては、①日本の情報を発信できる人材を組織的に支援することや、②民間レベルでの双方向の外交の活発化、③中国における日本の歴史・文化などに関する文献の出版の活発化によって日本の認知度を高めることなどが提案され、それぞれの内容について議論されました。
本シンポジウムには、国内外から多数の研究者が参加し、聴講者も交えて活発なディスカッションがおこなわれました。