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第10回「中国農業土地問題研究会」を開催しました

開催日時

10月8日(土)、本学車道校舎において、第10回目となる「中国農業土地問題研究会」(主査:高橋五郎教授)を開催しました。当日は、高橋五郎氏(本研究センター所長、現代中国学部教授)、加藤秀明氏(株式会社秀農業)・陸世鈞氏(上海市農業科学院園芸研究所)による報告が行われ、中国の農業とこれにかかわる日本のあり方について、活発な議論が交わされました。


 内容は、本学教授高橋五郎氏の講演「新型世界食料危機―中国と日本は何をすべきか―」および株式会社秀農業の加藤秀明氏と上海市農業科学院園芸研究所の陸世鈞氏の講演「Made in Japan, Made by Japanese―野菜スイーツをアジアへ 中国上海で農業―」等で、中国の口蹄疫や豚コレラの発生状況や、中国における日本人農業者の事業展開について、活発な議論が交わされた。


 高橋報告では、世界レベルでの食料危機の現状を踏まえた上で、食料危機の要因として、口蹄疫、鳥豚コレラ、BSEを挙げ、それぞれの中国と日本における発生状況と農畜産物の生産環境等について紹介された。


 加藤・陸報告では、日本の農業者が中国に進出した経緯や、現地でのイチゴの生産状況、プロモーション活動等について紹介された。


 なお、今回の研究会で報告された概要、および当日のレジュメは以下のページで公開されている。(文責:佐藤)



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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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