12月6日(土)名古屋キャンパス厚生棟3階の会議室で、ICCS主催2025年度 シンポジウム「現代中国学」の探求と中国研究のフロンティア を開催いたしました。
今回は、名古屋校舎での会場参加は43名、オンライン参加は38名、計81名の方々のご参加がありました。
当日は関東や九州から、更には中国から来訪された方もお見えでした。オンライでは中国・香港・台湾からの視聴もありました。
田中英式経営学部教授(ICCS運営委員)の司会のもと、「現代中国学」のこれまでの研究状況を皮切りに、中国農業分析の論法、国連、米中関係を中心にした政治外交的話題、家電及び小売産業など経済的テーマなど、変わりゆく世界情勢・国際・地域関係や経済活動などの現象を事例に幅広いコンテンツの話題について以下のとおり各研究者からの発表がありました。
最後に李春利所長がモデレーターを務め、総合討論が展開され、ギャラリーからも最近頻繁に聞かれる諸問題等への質問やご意見なども寄せられ、様々な意見交流の場となり、今後の研究にも新たな参考となるシンポジウムとなりました。
第Ⅰ部
趣旨説明 「ムーブメント」としての「現代中国学」所長 李春利
基調講演1 「現代中国学」の方法論をめぐって ICCSフェロー 川井伸一
基調講演2 現代中国農業分析のための三段階論的方法について ICCSフェロー 高橋五郎
第Ⅱ部 現代中国研究のフロンティア:政治外交・社会経済
研究報告1 国連一般討論演説にみる中国の「平和と発展」 ICCS運営委員 加治宏基
研究報告2 アメリカにおける中国の人権問題―米議会における取り扱われ方について
ICCS運営委員 河辺一郎
研究報告3 アジア家電産業の構造転換連鎖の変化 ICCS運営委員 田中英式
研究報告4 グローバル小売業における新興勢力の躍進―中国ネット小売企業の台頭とLeapfrog現象
ICCS運営委員 土屋仁志
第Ⅲ部
総合討論&質疑応答 登壇者全員(モデレーター李春利)