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2015年度ICCS研究員の着任について

 2015年4月1日、李 博ICCS研究員が着任しました。 ---


■李 博 研究員

 2015年4月1日よりICCS研究員に着任いたしました李博と申します。専門は地域経済学、開発経済学、中国経済論です。中国は改革開放以来,急速な経済成長を持続しており,世界的な注目を集めています。しかし,中国の経済成長は生産要素の投入と蓄積によるものであり、その持続性が問われます。私はこれまで中国の持続的経済成長を実現するためのあり方と方策を得ることを目的に、生産要素移動、業種多様性の変化、マクロ的需要構造変化、産業構造高度化の視点から産業構造変化と経済成長の関係を研究してきました。しかし、これらの分析はいずれも労働と資本の賦存状況およびその変化に着眼しており、技術変化や環境問題などについては議論していません。今後は全要素生産性とICT資本といった技術的な要因を考慮するとともに、環境負荷やエネルギー消費などの環境問題をも取り上げて、中国における産業構造変化と経済成長の関係を多角的に研究したいと考えています。
⇒李 博 研究員プロフィール



『ICCS現代中国学ジャーナル』第7巻,第3号(2015.3.27)日中金融問題ワークショップ研究成果報告特集号の発行について

 このたび、『ICCS現代中国学ジャーナル』第7巻,第3号(2015.3.27)を発行しました。本号は、日中金融問題ワークショップ:「日中に共通する金融政策、通貨膨張政策の課題 」研究成果報告の特集号です。
 最新号およびバックナンバーは、こちらのページからご覧いただけます。



「日中食品安全管理体制比較に関するシンポジウム」天津科技大学にて開催

 愛知大学国際中国学研究センターでは、3月20日に中国天津市、天津科技大学にて、シンポジウム「日中食品安全管理体制比較」に出席しました。本学から、高橋五郎ICCS所長、宋暁凱ICCS研究員が報告者として出席しました。

 天津科技大学のホームページにてシンポジウム開催情報が掲載されておりますので、ご紹介申し上げます。

天津科技大学ホームページ: http://news.tust.edu.cn/kdxw/51840.htm


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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