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叢書「現代中国学の構築に向けて」第3回配本『中国の新たな発見』(加々美光行 編)が刊行されました

叢書「現代中国学の構築に向けて」(全5巻)第3回配本として『中国の新たな発見』(加々美光行 編)が日本評論社から刊行されました。

『なぜ中国研究は成熟しないのか? 今なお残る「オリエンタリズム」への偏向。その悪弊を絶ち、中国独自の内発的な力学を探る。方法論の確信を試みる問題提起の書。』(帯コメントより)


出版社 日本評論社
発行 2008年3月31日
価格(税込) 4,410円
ページ数 298P
版型 A5版ハードカバー
ISBN 978-4-535-04840-9

【もくじ】

第Ⅰ部 方法論のパラダイム転換

  1. 現代中国学の新たなパラダイム-コ・ビヘイビオリズムの提唱
       ・・・加々美 光行
  2. 方法としての「中国独自の近代」・・・溝口 雄三
  3. 「中国」とは何か・・・劉 新
  4. 変化を遂げる社会における中国研究の挑戦と展望・・・バーナード・フューラー
  5. 中国地域研究の未来・・・リチャード・マドセン

第Ⅱ部 中国の発見 -歴史とナショナリズムをめぐる方法

  1. 歴史の真実性を論ず -データベース方式および歴史研究の
       モデルチェンジ・・・金 観涛/劉 青峰
  2. 辛亥革命をもたらした歴史の一潮流 -明末の「地方公議」から
       清末の「地方自治」へ・・・溝口 雄三
  3. 友好、裏切り、および中国におけるエスニック政治的なものの概念
       ・・・オラディン・E・ボラグ
  4. 竹内好の文学精神と中国像・・・岡山 麻子
  5. 中国ナショナリズム分析の枠組みと実践・・・田島 英一

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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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