叢書「現代中国学の構築に向けて」(全5巻)第4回配本として『改革・変革と中国文化、社会、民族』(馬場毅・張琢 編)が日本評論社から刊行されました。
『社会階層の急速な領域化に伴って分化・対立するエリート文化、大衆文化、そして民間文化。その位相を歴史と民族の基層から浮き彫りにする。』(帯コメントより)
出版社 | 日本評論社 |
発行 | 2008年5月30日 |
価格(税込) | 4,410円 |
ページ数 | 312P |
版型 | A5版ハードカバー |
ISBN | 978-4-535-04843-0 |
【もくじ】
第Ⅰ部 歴史・伝統・文化変容
- 中国における“文を尊ぶ(尚文)”歴史と伝統・・・劉再復
- 比較史論、文化文明史論による世界史の展開・・・小林一美
- 清末政治社会変革論と日本・・・並木頼寿
- ヴァンサン・レッブと天主教本土化運動・・・武内房司
- 湖南省の辛亥革命と民衆文化・・・藤谷浩悦
- 第5次囲剿戦と国民党の行政・治安組織の改革・・・馬場毅
- 中華民国における社会と文化の変容・・・ロナルド・スレスキー
第Ⅱ部 民族・文化・宗教
- 文化的多様性から見る現代中国の民族関係・・・郝時遠
- 中国における多様な民族主義を考える ・・・小嶋祐輔
- 羌暦年と国民文化・・・松岡正子
- 牧畜文明におけるソルコ制の位置付け・・・高明潔
- <徴候>としての現代中国・・・鈴木規夫
- 中元節の成立について・・・松本浩一
第Ⅲ部 社会構造と学術
- 中国の現代化に対する「ふたつの階級、ひとつの階層」構造の
「磁気遅れ反応」・・・葉啓政 - エリート、大衆と民間における文化の重層性・・・高丙中
- 中国民族学における文化研究が直面している基本的問題・・・周星
- 改革開放以降の中国における学術文化復興についての概観・・・張琢
お求めはお近くの書店、または上記出版社まで。