お知らせ

7/12(土)第3回エズラ・ヴォーゲル記念フォーラムが開催されました

 このたび、第3回エズラ・ヴォーゲル記念フォーラムを開催し、会場参加、オンライン参加に関係者を含め延べ約600名の方にご参加いただきました。
 後日「第3回エズラ・ヴォーゲル記念フォーラム 」の録画を愛知大学公式YouTubeチャンネルにて一般公開いたします。今しばらくお待ちください。

 今回の記念フォーラムの中で、2019年11月23日に本学で行ったエズラ・ヴォーゲル名誉博士の講演ビデオ(ショート版)を放映いたしました。
 以下からご覧いただけます。



 また、記念フォーラム開催に際しまして、林芳正官房長官より、エズラ・ヴォーゲル先生の教え子代表としての祝辞のビデオメッセージをいただきました。
 ビデオメッセージの内容は以下からご覧いただけます。



当日の風景は写真のとおりです。


名誉博士号贈呈式


基調講演 船橋洋一氏


パネルディスカッション


 尚、愛知大学名古屋校舎図書館2階の展示コーナーに、エズラ・ヴォーゲル氏関係の書籍を展示しています。
愛知大学学生、教職員の皆さんは是非ご覧ください。

 「中国経済新聞」ウェブ版に今回のフォーラムに関する記事が掲載されました。
   https://chinanews.jp/archives/26084


2025年度ICCS研究員の着任について

 2025年7月1日、岸川あゆみICCS研究員が着任しました。

■岸川あゆみ 研究員

 ICCS研究員の岸川あゆみと申します。私は、主に文学・映画を対象に、近現代における台湾及び東アジア地域の文化動態を研究しています。これまでの研究では、20世紀台湾の政治・経済に影響力を持ってきたバナナ産業に注目し、その生産・流通を主題とした作品群を読み解くことで、多様なエスニック・グループから成る台湾社会の様相を明らかにしてきました。中国語圏を横断する学際的な文化研究の視野を活かして、ICCSの提起する「現代中国学」の構築に貢献できるよう努めてまいります。

[⇒岸川あゆみ研究員プロフィール]



6/21(土)ICCS日中農業問題研究会主催の公開ミニシンポジウムが開催されました

 ICCSでは、以下のとおり、(2025年6月21土曜日の午後)ICCS・日中農業問題研究会主催の公開ミニシンポジウムを開催しました。コメンテーターは郭万里愛知大学経営学部准教授・ICCS運営委員が担当申請しました。

 今回、2名の方による報告がされました。はじめに、高橋五郎愛知大学名誉教授・ICCSフェローより、「中国のコメは大丈夫なのか?」と題する報告がなされました。
 報告では、中国でのコメ作りの現状、日本及び諸外国との生産費比較及び今後の見通しまで資料を基に詳しく解説され、研究者以外に、卒業生、企業関係者及び農家の方など来場者から多くの質問が寄せられ、高騰した米価・コメ作りに関心が高まっている中、有意義な意見交流となりました。

 次に、西野真由愛知県立大学外国語学部教授より「日本における外国人農業労働力受け入れ制度の検討―――韓国の調査事例を中心に」というテーマで報告がなされました。
 はじめに日本における外国人労働力についての概要の解説があり、西野教授が2024年8月に韓国全北特別自治道、全羅南道にて実施されたヒアリング調査の考察を基に報告がされ、日本の農業分野における労働力受け入れ制度についての分析内容が解説されました。
 来場者からは、「普段の業務で得られないような韓国での外国人農業労働力受け入れ制度のメリットとデメリットのことや、韓国で働いている外国人農業労働者の根本的な目的などに関する新知識を得ることができた」などの感想を聞くことができました。

 来場者は関係者以外に一般市民や農家の方など13名の方が参加されました。当日の風景は写真のとおりです。

高橋五郎名誉教授講演風景


西野真由教授講演風景



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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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