お知らせ

北京大学中国経済研究センターとの間で学術教育交流協定を締結しました

このたび、本研究センターは、北京大学中国経済研究センターとの間で学術教育交流協定を締結しました。


 北京大学中国経済研究センター(China Center for Economic Research, CCER)は、1994年8月に林毅夫、張維迎ら海外留学から帰国した著名な経済学者が中心となって設立されました。初代センター長には、設立メンバーの一人である林毅夫氏が就任しましたが、2008年5月に世界銀行副総裁兼チーフエコノミストに就任したことに伴い、周其仁氏が第2代センター長となり、2010年1月に姚洋氏が第3代センター長に就任されました。
 同センターは30余名の専任研究スタッフを擁し、ミクロ経済研究部、マクロ経済研究部、管理学研究部、発展と体制転換研究部等に分かれてそれぞれの専門分野に基づく研究をおこなっています。同センターは、国家レベルの研究プロジェクトをはじめ、国際組織や民間企業から多くの研究を受託しており、研究レベルは中国国内屈指と言われています。
 また、同センターには、博士課程、修士課程、学士二重学位課程、国際MBA課程が設置されています。博士課程および修士課程には経済学、金融学、管理学の3専攻があり、学士課程には経済学二重学位と非経済専攻学生を対象とした副専攻コースを設置しています。このほか、アメリカの20余大学との連合による「北京大学国際MBAプログラム」(BiMBA)を実施し、国際的に通用するエグゼクティブ・アドミニストレーターの育成を行うなど積極的な国際学術教育交流を推進しています。
 本研究センターでは、2010年7月から同研究センターとの間で頻繁な相互訪問をおこなってきました。今回、両機関間で学術教育交流協定が締結されたことにより、更なる交流の深化をおこなう予定です。


2011年度ICCS研究員の着任について

 2011年4月1日、小嶋祐輔ICCS研究員が着任しました。


<小嶋祐輔ICCS研究員>

<小嶋祐輔ICCS研究員>


 このたびICCS研究員として着任いたしました小嶋祐輔です。新疆ウイグル自治区での調査を通して、多文化社会中国における公共圏構築の問題を研究しています。急速な発展を続ける中国社会がますます複雑化・多様化するとともに、そこに生きる人々の生活やアイディティティも常に変化し続けています。そうした現状の調査や分析から、わたしたちが中国という多義的なものと向き合い、共生していく術について発信していきたいと思います。

⇒小嶋研究員プロフィール


大学院中国研究科デュアルディグリー・プログラム第8期開講式を挙行しました

デュアルディグリー・プログラム第8期開講式


 2011年4月1日、大学院中国研究科デュアルディグリー・プログラム第8期開講式が挙行されました。式典は本学名古屋校舎と中国2分拠点(南開大学・中国人民大学)を国際テレビ会議システム(RMCS)で接続し、日中双方の関係者および新入学生が出席しました。
---


 式典では、高橋五郎所長および三好章中国研究科長から歓迎の言葉が述べられ、引き続き、馬小侠中国人民大学研究生院招生弁公室主任および王成輝南開大学研究生院培養弁公室主任から挨拶をいただきました。また、出席した新入学生からも意気込みや抱負が述べられました。


 本年度デュアルディグリー・プログラム参加学生は中国側10名(南開大学4名、中国人民大学6名)。4月7日からRMCSを通じた国際遠隔講義がスタートします。なお、日本側デュアルディグリー・プログラム参加学生は、5月下旬の中国側入学試験を経て、本年9月に中国側大学に入学する予定です。


最新のお知らせ

お知らせの一覧へ

月別記事

ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

詳しく見る