本研究センターの若手育成事業の一環として実施している中国研究科博士後期課程デュアルディグリー・プログラム対象学生の夏目晶子さん(中国研究科D3)が、南開大学から博士号を取得しました。
夏目晶子さんは、2005年4月に本学中国研究科博士後期課程へ入学し、同年5月におこなわれた南開大学入学試験(デュアルディグリー・プログラム対象)に優秀な成績で合格しました。その後、2006年2月から1年間、南開大学周恩来政府管理学院へキャンパス移動(留学)し、同大の王処輝教授(社会思想史)に師事しました。以来、日本側指導教員の周星教授と中国側指教員の王処輝教授の双方から熱心な指導を受け、『清末至民国時期中国服飾文化変遷与社会思想観念』という博士論文の研究課題に取り組んできました。
本年5月24日、南開大学において学位申請論文の口述試験と論文審査を受け、5名の審査委員から高い評価を得え、最終審査の結果、6月29日、同大から社会学博士号を授与されました。
2004年度から実施しているデュアルディグリー・プログラムにおいて、日本側入学生が南開大学から博士号を取得したのは夏目さんが初めてとなります。今後の夏目さんの活躍が期待されます。