お知らせ

2009年度ICCS若手研究者研究助成の審査結果について

本研究センターでは、若手研究者の自発的研究の促進を目的として、本学大学院中国研究科学生を対象として「ICCS若手研究者研究助成」制度を実施しています。本年度も多数の応募の中から厳正な審査を経て、下記の通り5件の研究課題を採択しました。なお、助成期間はいずれも2009年4月1日~2010年3月31日です。

氏名所属・学年指導教員研究課題助成額
(千円)
王亜紅中国研究科・D2高橋五郎中国農民の組織化、農民収入、城郷居民の収入差距、食糧安全等農村経済問題150
隋嘉濱中国研究科・D2張琢中国黒龍江省的承包土地糾紛150
李漢卿中国研究科・D2加々美光行人民公社時期的農村公共物品供給制度研究150
時培磊中国研究科・D2馬場毅中国人的日本観研究―以明代為中心的探討150
馮偉強中国研究科・D2周星日中合弁企業における人々の生き方の文化変容150

5月16日、本研究センター訪問教授として招聘したランデイル・ドイル教授(アメリカ・セントラルミシガン大学)が着任しました

ランデイル・ドイル教授

ランデイル・ドイル教授

ドイル教授は、アイダホ大学で博士号を取得後、グランドバレー州立大学、フェリー州立大学、メリーランド大学等で教鞭を執られ、2005年からセントラルミシガン大学に在籍されています。主な研究テーマは、アメリカ外交政策、環太平洋地域の国際関係、オーストラリアの環境政治等です。

近著にAmerica and China: Asia-Pacific Rim Hegemony in the 21st Century (Lexington Books, 2007)、America and Australia: Writings and Observations from the 'Empire' and 'Van Dieman's Land' (University Press of America, 2005)などがあります。

ドイル教授の任期は2009年7月31日まで。本学在任中、本研究センターの研究活動に参加するほか、大学院中国研究科博士後期課程にて「中国政法特殊研究Ⅳ」を担当します。


2008年度国際シンポジウム報告書「中国をめぐる開発と和諧社会」を刊行しました

このたび、2008年12月5日~7日に本学車道校舎にて開催した国際シンポジウム「中国をめぐる開発と和諧社会」の報告書を発行しました。本報告書は、記録篇と資料篇から構成されています。記録篇では当日の報告やディスカッションの内容をすべて収録しているほか、資料篇では当日会場で配布された予稿集を収録しています。


※報告書は各セクション、報告者毎にPDFファイルとして掲載されている為、閲覧には「Adobe Reader」が必要になります。お使いのPCにインストールされていない場合はこちらからインストールしてください。


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ICCS(International Center for Chinese Studies)について

文部科学省「21世紀COEプログラム」によって設立された愛知大学国際中国学研究センター(International Center for Chinese Studies:略称ICCS)は、本学大学院中国研究科博士課程を中核に、海外から招聘する世界レベルの学者を含む現代中国研究の国際的な研究・教育機関として、活動を行っております。

ICCSの研究における究極的目標は、伝統的な「中国学(Sinology)」にとどまらず、新たな学問分野として「現代中国学(Modern Sinology)」の構築に向けた努力を継続することにあります。これは日本発の世界的な取組みとなるでしょう。私たちは日本国内、中国をはじめとする世界の優れた仲間たちと、このための研究を進めています。

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